IT業界は急速に成長しており、国内でもIT企業の数はとても増えてきました。中でも最新技術を革新的なビジネスモデルと結びつけて仕事に取り掛かる、スタートアップやベンチャーといった創業間もない企業の登場は近年話題となっており、エンジニアの転職先としても注目されています。一般的に就職・転職するのであればある程度の実績や歴史がある企業に入った方がよいのではというイメージもありますが、実はスタートアップやベンチャーに就職して実務経験を積むことには大きな魅力があるのです。

まずは、最新の技術に触れられる最先端のエンジニアになれるという点です。昨今ではAI(人工知能)やVR(仮想現実)などの最新技術が登場してきていますが、一般的なIT企業では従来のシステム開発の仕事もあるため、これらを未だビジネスに取り入れられないケースが多いです。しかしスタートアップやベンチャーの場合は最新技術を積極的に研究してビジネスへ落とし込んでいくため、働きながら最新技術を学ぶことができます。

また、スタートアップやベンチャーは創業間もない会社であるため、組織としての体制がまだ明確に整っていない場合もあります。これは決してデメリットではなく、エンジニアであっても営業や事務などの多様な仕事を経験できる場にもなります。将来的なフリーランスとして独立することを考えているのであれば、幅広い業務を経験できることは貴重な機会です。このように、スタートアップやベンチャーで実務経験を積むことには数多くの魅力やメリットがあります。